孤独感を感じる時

2017.07.19


たまの湯では閉館後にお風呂のお湯を抜いているのですが、

先日館内の電気を全部消して「さぁ帰ろう」となった時に、

お湯を抜いていないことを思い出したんです。

 

通常であれば電気をもう一度付けてから、

お湯の栓を抜きに行くのですが、

そこはもう、ね、僕レベルになったら、

暗闇のままでも携帯電話のライトがあれば十分だぜ!

って息巻いてお風呂場に向かったんです。

 

事件は会議室ではなく棚田の露天風呂でおきました。

 

そう。

滑って転んだのです。

 

信じられませんでした。

こっちは裸足で大地を踏みしめていたというのに、

大理石という名の浴槽の縁は、

慢心に満ち溢れた僕をあざ笑うかのように、

僕を滑らせにかかってきたのです。

 

えぇ。

ただの油断です。

 

唯一の救いはお湯の中に落ちなかったことです。

 

ただ転んだ時のポーズは、

ちょっと人には見せられないポーズでした。

 

こういう時に笑ってくれる人がいないって……孤独感を感じますよね。